こんにちは、サオリ・ムダムンダです。名前の由来は、ムダな思考と雑念が多過ぎるから(笑)。
始めにことわっておくと、私は普段、反省をするタイプの人間では決してない。
むしろ開き直りを得意としており、都合の悪いことはすぐ忘れる。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは、まさしく私のような者のためにある諺だと思う。
そんな私が、一生忘れられないぐらいの痛い目にあい、珍しく猛反省している。
オーストラリアの紫外線が強いというのは、そこそこ有名な事実だろう。私も、知識として知ってはいた。しかし、完全にタカをくくっていた。
これは、南半球のオゾン層の薄さをナメていた私を襲った、悲劇の物語。
真夏のオーストラリアで、日焼け止めを塗らなかった私を襲った悲劇!
私は沖縄が好きでこれまで何度か旅しているのだけれど、現地の方に必ず言われるのが「日焼け止めをちゃんと塗れ」ということ。
しかし、私は日焼け止めが好きではない。ベタベタして気持ちが悪いからだ。小学校の運動会のときに「こんな炎天下だから」と無理やり塗らされて、以来トラウマレベル……。
実際、沖縄では本島の何倍も紫外線が強いという宮古島に行ったけれど、別に塗らなくて一日中水着でビーチにいても、全然大丈夫だった。
日に焼けて、少し黒くなったぐらい。
日差しが強そうな日はちょっと塗ってみたりもしたけれど、いかんせん普段塗らないだけに加減がわからず、舞妓さんみたいな真っ白の顔になり、イヤになって結局すぐ洗い流した(笑)。
そのとき沖縄を一緒に旅した父も、日焼け止めは塗っていなかったけれど、全然平気そうだった。
だから、オーストラリアでも別に大丈夫だと思っていた。
今回「オーストラリアはオゾン層が薄いんだから、絶対に日焼け止めを塗らないとダメだよ!」と何人かに言われたけれども、「はいはい」と思っていつものように聞き流していた(笑)。
あのときの自分を殴りたい!
炎天下のオーストラリアで、10日間日焼け止めなしで過ごしたら
実はケアンズに到着して早々高熱が出てしまい、気温は30℃以上しているのに寒気が止まらず、数日は長袖長ズボンで過ごしていた。
それが結果的に、紫外線対策になっていたと思う。
でも、熱が下がってからは暑くてたまらず、ノースリーブや半袖短パンなど、割と露出高めの服装で外に出ていた。(帽子も日傘もなしで)
実は、日本でサンプルとしてもらった日焼け止めが3日分ぐらいあったので、気休め程度に手足に少し塗ったりはしていた。
けれど、顔にはまったく塗っていなかった。
リキッドファンデーションを薄〜く塗っていたので、それで平気だろう! と思っていた。
でも今思うと、夏なのでメイクしても汗ですぐ落ちてしまうし、私は厚塗りするのが好きではないので、肌はほとんど無防備状態だった……。
知らず知らずのうちに、かなりのダメージを受けてしまっていたと思う。
ちなみにオーストラリアの紫外線は、日本と比べると、なんと約5倍の強さだとか!!
そんな未経験の紫外線の強さにも関わらず、私は毎日、長時間外に出ていた。しかも真夏なので、夜まで明るくて日も長い。
それでも、帰国するまではなんともなかったのだ。
帰国してからが、もう大変だった
日本に帰ってきて、あまりの寒さに凍えそうになった。
と人にいうと「何言ってんの、今年は暖冬だよ!」と笑われるのだけれど、真夏から真冬の気温差に、身体がついていかない。
「肌真っ黒じゃん、焼けすぎ!」と家族には笑われ、それまで全然気付いてなかったが、よくよく鏡を見たら本当に真っ黒になっていた(笑)。
そして2〜3日ぐらいした頃だっただろうか、顔がものすごく赤く腫れてきて、痛痒くなってきたのだ。
何を塗っても、何も塗らなくても、ピリピリ痛くて痒くてたまらない。
しかし、掻きむしれば、ますます痒くなってさらに辛い。
次第に顔全体が、お岩さんのごとくパンパンに腫れ上がった。しばらくは、顔がひどすぎて外にも出られず……!
顔だけでなく脚にも、ところどころ蕁麻疹のような症状が出た。これも痒くて、乾燥もひどかった。
向こうでは後半は特に露出の多い服装をしていたので、広範囲に渡って肌がダメージを受けていたのだろう。水着のときも「水に浸かっていれば大丈夫!」と思って全身にまったく塗っていなかったしな(笑)。
オーストラリア滞在中じゃなくて、まだよかった!
それにしても症状がひどくて何も手につかないので、これはなんなのだろう、と色々調べた。
すると、どうやら「紫外線アレルギー」の症状とよく似ていることに気付いた。
そういう人がいることは知っていたけれど、まさか自分がなるとは。もしかしたら、激しい気温差に反応したというのもあるかもしれない。
しかし、きっと日焼け止めをしっかり塗っていれば、未然に防げたことだと思う。
超反省!!
私のひどい顔を晒してみる
もうね、嫁入り前の乙女がこんな写真なんて載せたくないし恥ずかしいけど、でも載せるよ!
その方がわかりやすいと思うし、夏のオーストラリアで日焼け止めを塗らないなんて、私みたいな愚かなことをする人が減るように!
今後は、捨て身で生きていくと決めたのだから……!(大げさ)
▼これは帰国して一週間経ったころ。
顔全体がパンパンに腫れていて、真っ赤で、乾燥もひどかったとき。
会う人に「え、顔どうしたの!?」って言われるレベル。
しかも、本当にひどかったときは写真なんて撮っていないので、これでもかなり症状がマシになった方。
さらに一週間経って、やっと元の顔に戻ってきたときの喜びといったら……!
「ああ! 私の顔、おかえり〜!」と思ったよね。アンパンマンみたいな気分。
特に女性ならきっと共感してもらえると思うけれど、自分のビジュアルがボロボロになると、精神的にかなり落ち込む。
見えない部分ならまだしも、「顔」という一番目立つところが肌荒れなんてしたら、人にも会いたくなくなる。
私は結構頑固なので、他人の助言を素直に聞くタイプではないが(笑)、今後は海外のことに関しては、経験者のアドバイスには素直に従おうと思った。本当に……。
日焼けの炎症にめっちゃ効いたアイテム!
帰国してちょうど二週間経ち、まだ少し顔に赤みがあるけれど、症状の9割は落ち着いた感じ! やっとだー!!
私は普段、化粧水も乳液も美容液も、クリームの類もまったく塗らないのですが。
それは、肌に何か塗るのが好きじゃなかったり、単に面倒ということもあるけれど(笑)、何も塗らない方が、肌の調子が良いのです。
肌が自ら潤おうとするといいますか。「自分の肌の力」を信じているので、外側から何かするということはしません。何か塗ってしまうと、肌が怠けるというか、甘える気がするのです……。
でも、炎症があるときは話が別!
そこで、蕁麻疹などの炎症はもちろん、虫刺されや切り傷、やけどをしたときにも使える「万能のクリーム」をご紹介しますね。
私が高校時代に自律神経失調症になって絶不調だったとき、色々相談に乗ってくれた細川順讃先生が教えてくれたもの。(実は、全裸で寝たらいいよと教えてくれたのもこの先生!)
▼先生の代表著書
なので、このクリームももう10年以上使っているけれど、本当に万能!
巨大ムカデに刺されて激痛だったときも、これを塗ったら痛みがスーッと引いたり、吹き出物ぐらいだったら、このクリームを塗って寝れば、次の日には跡形もなく消えていたり。とにかく魔法のようなクリームなのです。
解毒作用もあるそうで、(まだ経験ないけど)毒蛇に噛まれたり、蜂に刺されたときにも効くとか……!
今回は、肌がこんな真っ赤になって乾燥するのは人生初だったので、とても焦りましたが。このクリームを塗り出してから、痒みも減ってみるみる良くなったので、やっぱり万能だ〜! と実感。
▼必要な材料は、この二つ。
肌ケアアイテムなんて一つも持っていない私でも、この二つだけは常備している(笑)。
作り方は、片方の手のひらに粉とオイルを少しずつ乗せ、もう片方の手の指でクリーム状に練るだけ。
私は化粧品独特の匂いが苦手なので、こうやって必要なときに、ナチュラルな材料を使って自分で作るのが好き。
ミネラル73はサンゴの粉末で作られているのですが、与那国島まで行って現場の工場で生産工程を見させていただき、直接色々お話も伺ったので、とても信頼できる!
(ムー大陸時代からあるという海底遺跡がどうしても見たかったので、ついでに行ってきたのです)
椿油は、人間の皮脂と成分が似ているらしく、とても肌馴染みが良い。
何かトラブルがあるときしか使いませんが、この二週間は毎日塗っていたので、心なしか以前よりも肌が綺麗になった気が……!?
結果的に治ったのでよかったけれど、次にオーストラリアやニュージーランドに行く際は絶対に日焼け止めを塗ろうと、心から思いました。
皆さんも、私のようになりたくなかったら塗ってくださいね(笑)。
▼この記事がわかりやすい。
「オーストラリアには紫外線対策の合い言葉があります。
SLIP・SLOP・SLAP・SEEK・SLIDE の5つです。
Slip on a shirt. シャツを着る。
slop on sunscreen. UVクリームを塗る。
slap on a hat. 帽子を被る。
Seek shade. 日陰を探す。
Slide on sunglasses. サングラスをかける。」
私、どれもしなかったわ! 通りで痛い目に遭うはずだ〜。