【オーストラリア・ケアンズ】ヴィーガン対応カフェ、The Lillipad Cafeのテンペサンドが絶品で思わずスケッチした!

こんにちは、サオリ・ムダムンダです。名前の由来は、ムダな思考と雑念が多過ぎるから(笑)。

今回はオーストラリア一人旅の記事、食事編♪

「オーストラリアは、食べ物が美味しくない」というのは、よく聞く話だ。

でも、どうせ外食するなら外したくない! 美味しいものが食べたい!

そう思った食いしん坊の私は、ケアンズに何年も住んでいるという日本人男性に、おすすめのお店はないか尋ねてみた。

食の充実度が世界トップレベルの国で育った、日本人の舌なら信頼できる……!

彼は親切に美味しいお店をいくつか教えてくれて、ピンときたカフェに行ってみることに。

ここが、大当たりだったのです!

ヴィーガン対応カフェ、The Lillipad Cafeはたぶん何を食べても美味しい!

「たぶん」と付けたのは、私がひとつのメニューしか食べていないから(笑)。

でも、何を頼んでもきっと美味しいと思う!

すごく混んでいたし、クチコミの星4.5だったし、実際私の頼んだサンドイッチが死ぬほど美味しかったので……!

行ったのは、The Lillipad Cafeというお店。

可愛い看板が目印。

Lillipadって、睡蓮って意味なのね! この絵を見て初めて知ったわ。

やはり、絵というのは言語を超える……!!

ゆえに私は、絵の仕事なら世界中でできるはず! と思っているのだけれど、その確信がますます深まった(笑)。

(タイで美しい睡蓮を見たときの感動がよみがえる❤︎)

このカフェの特徴は、とにかくメニュー数がすごいこと。こんな蛇腹(ジャバラ)式になっていて、表も裏も字がびっしり!

なんと、世界各国の料理が揃っている。メニューの名前も“Crape Trip”とか“Greek Village”とか、旅情が刺激されるようなネーミングばかりでセンスが光る!

お肉や魚のメニューと同じぐらい、ベジタリアンやヴィーガン向けの選択肢が豊富で、迷ってしまうほど。

▼この一番下の“Temptress”というメニューにしてみた!($17)

テンペ(インドネシア生まれの大豆発酵食品)が大好きなのと、野菜がたくさん食べられそうだったので。

ちなみにTemptressの意味が気になって調べたら「誘惑する女、妖婦(男を惑わす、なまめかしく美しい女)」と出てきて、ウケた。ダジャレかw

伸びやかに跳躍するカエルの絵がキュート!

何やら深そうな言葉にハッとする。

“Peace is not a destination, its a way of traveling.”

「平和とは目的地ではなく、旅の方法のひとつである」 ほー。

右下のラザニアも気になった。もう少し涼しかったら頼んでたなぁ。

(Layers of pumpkinって何? カボチャの層? ラザニアと合うのか?)

インスタでこのお店を位置検索したら、ラザニア食べてる人を発見!笑 美味しそう〜。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Ravening RaRa(@raveningrara)がシェアした投稿

しばらくボーッとして店員さんが来てくれるのを待っていたら、向かいの席に座っていた紳士が「ここは先払い方式で、カウンターまで行って自分で注文するんだよ」と笑顔で教えてくれた。

ケアンズの人は、皆とても親切で優しい!

店内はこんな感じ。冷房が効いていて涼しかったけど、私は断然テラス派!

カウンターに並んで順番が来るのを待つ。

(並んでる間、この女の子のタトゥーが超アートで思わずガン見してしまった)

レジ横に“Are you VEGAN? Please tell us when you order”と書いてあったので、注文時に店員さんに伝える。

全メニューグルテンフリー対応も可能とのことだったので、それもお願いした!(普段小麦は食べるけれど、病み上がりで内臓に負担をかけたくなかったのと、グルテンフリーのパンがどんな味かに興味があった)

注文しながら、オプションで色々なトッピングが可能なことに気付き、マッシュルームのソテーを添えてもらうことに! (+$3)

他にも、アボカドやグリルしたポテト、卵など色んなトッピングがあった。自由にカスタムできる感じが良いな。

レジのお姉さんが「いいチョイスね!」と言ってくれた。欧米人のこういうところが好き! 日本人の店員さんも言ったらいいのにと思うw

ちなみに、ここは店員さんがキッチンもホールも皆、女性ばかりでびっくり。タンクトップにショートパンツというラフな格好で、元気にテキパキ働いていた!

今回は頼まなかったけれど、ケーキも色々あった。(キャロットケーキがあれば頼んでたかも。あの人参の繊維っぽさとスパイシーさが好き)

席に戻って待っていると、15分後ぐらいに私のランチがやってきた!

ボリューミーなテンペサンドイッチを、いざ実食!

美味しそう〜!!

トッピングのマッシュルームの量が、想像をはるかに超えていて驚きw

風邪引いて寝込んで絶食してたので、実に数日ぶりのごはん! わーい!

この日も30度超えの暑さだったけれど、日陰に入れば涼しい。

外で食べるの気持ちいい! テラス席大好き!

自撮りの限界(笑)。

お店の壁にも、可愛いカエルの絵!

モリモリのオープンサンド!

ソテーしたテンペがすごい量! 10切れぐらいあったのではなかろうか……。

野菜もたっぷり! ビーツ、人参、パプリカ、トマト、赤玉ねぎ、レタス、アボカドなどがこれでもかというぐらい乗っている。

テンペと野菜の下、それぞれにパンが一枚ずつ敷いてあり、かなりのボリューム。

パンには、ピーナッツベースのサテソースが塗られている。ちょっと舐めてみると、コクがあり玉ねぎの風味も感じる美味しいソースだ。

モリモリ過ぎて食べにくいので、フォークとナイフで食べることに。

わーなんだこれ! いろんな味と食感のバランスが絶妙で、超美味しい〜! テンペは結構しっかり下味がついていて、外側がカリッとソテーされててうま!

見て! 一切フィルターかけずに、この鮮やかでビビッドな野菜の色!

シャキシャキの歯ごたえ、かなりフレッシュで最高だ!

ビーツと人参は、スライサーで千切りにしているみたい。この量じゃそうだよね! あったら便利だろうな〜私もスライサー欲しい!

生でビーツを食べるってこれまであまり経験なかったけど、意外といける! むしろ火を通した料理より好みかも。甘みもあって、リンゴか何かのフルーツのよう! 色も美しいショッキングピンクでときめく〜❤︎

少々心配していたパンは、香ばしくトーストされていて、グルテンフリーって言われないとわからないぐらい、小麦のパンのような味わいだった!

グルテンフリー事情に関しては、海外の方が進んでいるなといつも思う。

(日本では、グルテンフリーのパンといえば白くてモチモチの米粉パンが定番だが、欧米ではより本物に近づけようという努力がすごい。材料も、米粉だけでなく、雑穀の粉や蕎麦粉、芋の粉、タピオカ粉、ココナッツフラワーなど、数種類の粉をブレンドして作っている)

そして、これまた大盛りのマッシュルームソテー!

焼き加減が絶妙で、超ジューシーでプリップリ! うまー! たまらん!

口の中で、肉汁ならぬきのこ汁がジュワッと弾ける!

ネギ(spring onionと書いてあった)がトッピングされてて、よく合う〜!

ちょっとだけ塩味が薄かったので、テーブルにあった岩塩をかけてみたら、さらにうまし!

ああそれにしても、サンドイッチとマッシュルームのループ、美味し過ぎてエンドレスでいける! 思わず夢中で食べてしまった。

これまでの人生、サンドイッチを食べる機会は何度もあったけれど、間違いなくこれまでのベスト3には入る。この味はぜひ、自分で再現してみたい。

テンペ発祥の地・インドネシアにも行ってみたい! バリ島で料理教室に参加したい。バナナの葉っぱで包む料理とか教わりたい!

いやーまさかオーストラリアで、こんな美味しいものに出会えるとは思わなかった。嬉しい! 幸せだ〜!

五感のある人間として、この星に生まれ落ちてよかった……! と、自分の運命に感謝さえ湧いてきた。(壮大w)

あまりにも美味しいものを食べると、人は絵に描きたくなるようだ

ふと「この美味しさを忘れないうちに、スケッチしたい!」と思った。ちょうどランチのピークが過ぎて客足も落ち着き、席は空いていた。ここにいても迷惑ではなさそう。

しかし、画材が手元にない。

実は、オーストラリアでも絶対絵を描きたいと思っていたのだけれど、バカな私は肝心の画材道具一式を全部忘れてきてしまったのだった。

そもそも、荷造りをギリギリに慌ててするからこんなことになるのだ……。

画材道具屋さんが近くにないかしら、と思ってグーグルマップで検索したら、どうやら何軒かはあるよう。

「でも、わざわざそこまで行くのは面倒! 私は今、このテーブルで描きたい! どうしても、この感動が残っているうちに描きたい! これ以上荷物増やしたくないし……、ってか美味しくて食べ過ぎちゃって苦しいから、動けない!」と本音の私が言うw

本音で生きると決めてから、なんだか私はとてもワガママだ。

その小さなワガママを、一つ一つ満たしてあげるしかない。そうした方が常にいい気分でいられるし、自然と色んなことがうまくいくし、気持ちに余裕ができて、結果的に人にも優しくできるというもの。

仕方がないので、鞄を漁ってみた。もしかしたら、何かあるかもしれない。

私はだらしがないので、基本的に何か入れたら入れっぱなし。「ドラえもんのポケットみたいだね!」と言われたことがあるが、そんないいものではない。整理整頓が苦手なので、グチャグチャだ。

よくよく見たら、2か月前にタイに行ったときの荷物そのままだったw

タイのお金とか買い物したときのレシートが出てきて、自分のズボラさに呆れながらも、引き続き鞄を漁っていたら、底の方になんとペンケースを発見!

おお! これは期待が高まる!

ファスナーを開けてみたら、なんと色ペンが3本入っていた。奇跡だ!

前日にふらっと入った雑貨屋さんで買った、ノートもそのまま入っていた(笑)。

わーい! だらしのない私で良かった! 昔の私ありがとう!

ということで、喜び勇んでその場でスケッチ。

はー、「描きたい欲」が満たされて大満足……。

おかげで美味しかった感動を、より鮮明に私の記憶に焼き付けることができた。

今でも、どんな味だったかはっきりと思い出せる!

何十色も色が揃っていないと、絵は描けないと思っていた。

でも、3色あれば、絵って十分描けるんだな〜! と新発見。

私はいつも、色という色を使いまくってカラフルな絵を描くのだけれど、こんな風に色を絞って表現するのもアリだな! とかひらめく。

ガチャガチャ色をたくさん使うよりも、なんだかシャレている! 新境地!

▼ちなみに、私が普段描く絵はこんな感じ

全ては必然だから、この気付きを得るためにきっと私は画材を忘れたに違いない(笑)。

おかげで、まったく新しい作風を開拓することができたのだから!(大げさw)

二箇所、野菜の名前を書き忘れていたので、あとで書き足して完成。

なんか違うペンケースも出てきた! 爆笑。こんな調子だから、いつも荷物多いんだなw

それにしても、たったの色ペン3本で、この豊かな表現力。溢れ出る才能。私は天才かもしれない❤︎

The Lillipad Cafe お店情報

ケアンズのカフェは、14〜15時には閉まってしまうところが多い中、ここは夜営業もしている貴重なお店!

(基本的に夜空いているのは、観光客向けのお高めなレストランが中心)

お休みも少ないようなので、使えそう〜。

住所:72 Grafton Street Cairns City, Queensland 4870 Australia
電話:+61-7-4051-9565
平均予算:$17程度
営業時間:Open daily 7am–3pm Open nightly 5pm-9:30pm
休業日:New Years Day, Christmas Day, Boxing Day, Public Holidays 5pm-9:30pm
駐車場:その辺に駐車可能
公式ページ:http://www.lillipadcafe.com/

最新情報をチェックしよう!