「私は私だぁ〜!!!!! 文句あるかっ!!!!!!」海に向かって、ひたすら本音を叫ぶ。

  • 2020年3月27日
  • 2020年5月10日
  • SPIRIT

先日、海に行って本音を叫びまくる、という恥ずかし過ぎることを全力でしてきた!

実はここ最近、途中まで更新した〈マイストーリー〉が全然進まなくて、困っていた。

小学校から大学の途中までの10年ちょっと、思い出すのも嫌ということが多過ぎて、書いていてかなりしんどい……。

仕方がないので一旦休もうと思って放っておいたのだけれど、「早くやらなきゃ」と頭で考えてしまって、全然心が休まらなかった。

さっさと終わらせてラクになりたい、という感じだった。

そんなとき、相川先生が「どこか大自然で、本音をフルアウトするといいんじゃないか」と提案してくれた。

咄嗟にやりたい、と思った。

このときは、どれだけ過酷な一時間になるかなんて、予想だにしていなかった。

海を目の前に、ありったけの本音を叫んできた。

スタジオでボイトレするのもいいけど、本音をフルアウトする「声の修行」は、大自然の中でやるのが一番だそう。

人に言いたくても言えなかったことや、溜め込んでしまっていることを出し尽くすのは、狭いスタジオの空間では難しいと。

でも繊細なトレーニングはスタジオの方が適しているし、両方必要なんだとか。

これは、ボイトレしていただいたとき!

歌うと高い音がかすれるのが悩みだったのだけれど、色々トレーニングしてもらって、短時間でよく通る声が出るようになったのでびっくりした。

私って、こんな声出るんだ〜! という発見があるのは、毎回面白い。

でも、本音を全部声に出してアウトプットし尽くすというのは、これまでしたことがなかった。

きっとスッキリするんだろうなと思いつつ、ちょっと気が重かった。

外でそんな、人目のない場所なんてなかなかないだろうし……。

とか思っている時点で、めちゃくちゃ人からどう見られるかを気にしている。笑

でもきっと、私がありったけの本音を吐き出したとしても、広大な海ならば受け止めてくれるだろう。

湘南に来たのは初めてだったのだけれど、まさか初湘南がこんな形になろうとは……。

ビーチはやはりそれなりに人がいるので、人気の少ない崖みたいなところに行くことに。

どうにか上に登れたはいいけれど、一歩足を踏み外したら、落ちそう。

こっわ……!!

怯える私。w

この日、波が高くて、海は荒れていた。

激しく打ち寄せては、砕け散る波。

海辺育ちで泳ぐのには慣れている私でも、こんなところに落ちたら、ひとたまりもないだろう。

潮風もビュービュー吹き付けていて、かなり寒い! (修行に、寒さはつきものだそう)

ただそれが幸いして、私がどれだけ叫んでも、大きな波音と風の音がかき消してくれた。

必死だったので、何を言ったかはほとんど覚えていない。笑

最初は、たまに通りがかる人にジロジロ見られたり、笑われたりするたびに気になった。

でも、先生から「どうせ他人だ、気にするな」と言われて、それもそうだなと思い、本音を出すことに集中しているうちに全然気にもならなくなった。

今、私は本気で自分と向き合ってるんだ! 笑いたければ笑ってくれ! とも思った。

次第に「こんな外で大声を出すの、気持ちいい〜!」と快感さえ感じたので、麻痺するって怖い。w

ひたすら自分のダメなところ、手放したいことを叫びまくった。

「いい加減、そのダメなところを受け入れたら」と先生に言われるも、私から出てきた言葉。

「受け入れると、なんか負けた気がする……」

自分でも、驚いた。

え、負ける……!? 何に!?

散々自分と向き合ってきたここ数ヶ月だったのに、「勝ちとか負けとかにこだわっている自分」に気付けなかったことも、ショックだった。

あの極限状態じゃなかったら、きっと出てこなかっただろう。

出てきた本音。

「ワガママで飽きっぽくて何しても続かない、仕事も結婚もできない自分は終わってるし、社会的に負けた気がする」

そんなもの、もうとっくに受け入れて諦めて捨て去ったはずだったのに、まだ握りしめていたのか! と衝撃だった。

手放した! と自分では思っていたのに、心の底では全然手放せていなかった。

もういらない、全部全部、海に捨て去ろう、と思った。

勝ちとか負けとか気にするのもう疲れたし、どうでもいい〜!

で、どれだけ本音を出し尽くしたかを先生が都度確認してくるのだけれど、なかなか100%って言えなかった。

あんな極限状態だと、どうしても嘘をつけない。

70%ぐらい、90%ぐらい、と少しずつスッキリしていくも、残りの数パーセントが出てこない。

自分でも、それが一体何なのかわからなかった。

もう、自分がわからなーい!! とも、叫んだ。笑

叫びすぎてだんだん声も枯れてきて、風強い上に気温も下がってきて寒いし、そろそろ限界になってきた。

すると無理矢理終わらそうとしているのがバレて、「その場しのぎ子だな!」と言われた。w その場しのぎ子……! ああ、また、しょうもない名前が増えてしまった。

こうしてどんどん、変な名前ばかり増えていく……。私はなんでこんなにダメなんだ! 自分が嫌になる!

そろそろ陽も沈みそう。でも、今日全部出し尽くさないと、終われない!

やっと絞り出して出てきた、最後の本音。

「そのままの自分をさらけ出したら、人に嫌われる気がする。それが怖い」

いやー、もう十分出してるつもりだったんだけど……! でも「あ、これだな」としっくりきた。

私はまだ、100%自分を出せていない。全部出したら、そのままの私は、世間に受け入れられる気がしない。それが怖くて、自分を出せない。

なぜなら、本当の私とは、死ぬほどダメダメだからである。笑

でも、それを外にさらけ出すのが怖いのは、肝心の自分が自分のことを受け入れていないから! もう、そこに尽きる。

自分で自分を100%受け入れていたら「人に受け入れられないかもしれないのが、怖い」なんて、思わないはずだ。

それを手放したくて、大声で叫んでいたら、突然大波が来て、顔にバッシャー! とかかったので超びっくりした。w 海の神も応援してくれている……! 

先生が色々誘導してくれて、最終的に、

「私は私だぁ〜!!!!! 文句あるかっ!!!!!!」

と思いっきり叫んで、

うわー! 私、ずっとこれ言いたかったんだ……!!!!! 

とスカッとした。

今、よく声通ってたな! と先生にも言われた。

これまでずっと「自分を否定しまくってきた私」が、救われた気がした。

ひたすら本音(どうしようもない、グダグダなもの含め)を叫びまくって、やっと出し尽くして、最後はもうスッキリ!

もう海に落ちるのなんざ、怖くもなんともない!

すこ〜しもこわくないわ〜♪

ただ、この写真を見たら自分の丸さに愕然としたので、さすがにちょっと痩せようと思った。

でも、太ってても痩せてても、私は私だ! 文句あるかーーー!!!笑

で、先生に「最近太ったから、運動したい」的なことを言ったら、「ゴルフでもしたら? 千葉はゴルフ場たくさんあるし」と言われたのだけれど。

つい「ゴルフって、穴に玉を入れるだけですよね? 何が楽しいんですか?」と、思ったことをそのまま口にしてしまった。

いやー、我ながらひどい! 先生は苦笑いしていた。w

本音を叫びまくった後だったので、思わずそのノリのまま返してしまったのだった……。ちょっと反省。でも笑える!w

帰り道の綺麗な夕日。

道中、可愛い壁のお店があって「ああ私も、こんな大きい絵を思いっきり描きたい……!」とワクワクした。

思う存分、自分にやりたいことをやらせてあげよう、と思った。

海にいたのはたった一時間ぐらいだったのに、あまりにもクタクタになり、この日は12時間以上寝た。笑

起きたら前日のスッキリ感は消えていて、筋肉痛で怠くて、残念ながらいつもの私に戻ってしまったような気がした。

結局私は、何も変わっていないんじゃないか、と。

でもふと、人に何を言われても、全然気にならないことに気付いた……!

そして、それでもゴチャゴチャ言ってくる人に対して「私は私だ、文句あるかーー!!!」と直接言えた。w

私がそのままの私を受け入れていれば、何を言われても気にならない。

気にする自分がいるから、何か言われるたびに心が反応してしまっていた。

そんな他人の声をいちいち気にしていたら、自分の人生なんて生きられない!

これまで「完全に手放した!」と思ったことが、実は全然手放せていなかったことが、数え切れないほどあった。そのたびに、絶望してきた。

だからもしかしたらまた、何か浮上してくるかもしれない。

でも、それさえも私は受け入れよう。

私はダメダメだから、仕方がない。もう諦めよう。

その方が、よっぽど清々しい……!!

どんなときも、私は私の味方でいたい。理由や条件なんて、いらない。

私は私だぁ〜!!!!! 文句あるかっ!!!!!!

これをキャッチフレーズに、私はそのままのありのままの自分を、生きていくんだ。

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