ちょうど今が旬の青い小粒のフルーツ、ブルーベリー!
我が家の畑でも、毎日たくさん獲れています。
枝に鈴なりになっている様子も可憐で、「食べちゃいたいほどかわいい」とはまさにこのこと。笑
ブルーベリーといえば、まず思い浮かぶのはやっぱりマフィン!
噛みしめるほどにジュワッと甘酸っぱい果汁が溢れるブルーベリーマフィンは、夏になると無性に恋しくなる、私の大好きなスイーツのひとつ。
今回は初めての配合で作ってみましたが、思ったよりも美味しくできたので、レシピをシェアしたいと思います♪
卵・乳・砂糖不使用! 古代小麦のブルーベリーマフィンの作り方(ヴィーガン、マクロビ)
材料(12個分)
DRY
古代小麦(カムット粉) 330g
アーモンドパウダー 50g
ベーキングパウダー(アルミフリーのもの) 14g
塩 小さじ1
WET
ライスミルク 250g
メープルシロップ 180g
りんごジュース 50g
なたね油 65g
レモン汁 10g
(またはレモンエキストラクト 小さじ1/2)
バニラエクストラクト 6g
ブルーベリー 100g
アーモンドスライス 適量
つくりかた
① DRYの材料を合わせてボールにふるい、泡立て器で混ぜる。
② WETの材料をボールに入れ、乳化するまで泡立て器でよく混ぜる。
③ ②とブルーベリー(トッピング用に少し残しておく)を1に加え、全体をさっくりと混ぜ合わせる。
④ ③を型に流し込み、ブルーベリーとアーモンドスライスをトッピングし、180℃に余熱したオーブンで25分ほど焼く。
表面にいい焼き色がついたら竹串をスッと刺してみて、生地がついてこなければできあがり。
仕上げに、刷毛でメープルシロップを塗って数分焼きました。
こうすると表面がカリッとしてツヤが出て、より美味しそうな仕上がりに。
甘酸っぱくて爽やかなブルーベリーの果汁が、ふわふわの生地にしっかり染みていて、一口頬張るともう幸せでいっぱいになります。
作り方は文字通り、「粉類と液体を混ぜて焼くだけ」なのでとってもカンタン!
バターを溶かしたり卵を泡立てたり……などの工程が全部カットできるから、ヴィーガンやマクロビオティックのスイーツってとても手軽で、思い立ったらすぐ作れるのが大きなメリットかな〜と思います。
最近はソイ(大豆)フリーのスイーツを色々試作しているのですが、今回は豆乳の代わりにライスミルクを使ってみました! お米が原料のライスミルクは、穀物ならではのミルキーな味わいとふくよかな甘みがあり、そのまま飲んでも美味しいです。
私のおすすめはこちら。
ライスミルク自体が結構甘いので、お好みで少し甘味料を減らしてもいいかもしれません。
もちろんナッツミルクなどほかのミルクでも、多少風味や食感は変わるかと思いますが、できるはず!
今回は普通の小麦粉の代わりに、古代小麦の一種「カムット小麦」の粉を使ってみました。
古代小麦とは、現在一般的に利用されている普通小麦の原種(品種改良されていないもの)。
グルテンフリーではありませんが、より消化がよく栄養価も豊富で、アレルギーを発症しにくいことで最近注目されています。
個人的には、味も普通の小麦より好き。
小麦本来の香ばしくて奥深い味わいがたまりません。
このマフィン、今回はお盆に祖母の家に帰省するとき持って行きました!
分量が12個分とたっぷりなのは、うちの親戚が大所帯なため。笑
でもせっかくなら、たくさん作って冷凍しておくのがオススメです。
(実は、凍ったままかじるのも結構美味しかったり…。笑)
こんなにカンタンなのに、皆に喜んでもらえて何よりでした。
ブルーベリーが出てくる絵本3冊
子供の頃から、本の虫な私。
食いしん坊なので、鮮明な記憶として残っているのは食べ物が出てくる本ばかり。笑
可愛くて美味しいブルーベリーが登場する絵本を、3冊ご紹介します!
エルサ・ベスコフ『ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん』
森へブルーベリーを摘みに出かけた男の子が、いつの間にか身体が小さくなり、小人たちにブルーベリーの国へ案内される冒険のお話。
植物の細部まで、精密に描き込まれた絵が美しい本です。
この作家さんの絵が好きで何冊か持っていますが、キュートな小人たちと美味しそうなベリーが登場するこの本は、特にお気に入りの一冊。
私が生まれる10年も前に出版されていますが、全く古さを感じさせません。
先ほどご紹介した本の原書(洋書)です。
表紙や中身のデザインは、こっちの方が好き。笑
ロバート・マックロスキー『サリーのこけももつみ』
こけももをつみに行ったサリーは、お母さんとはぐれてしまいます。一方クマの親子も、そばで夢中になってこけももを食べていました……。
サリーとクマが鉢合わせしてしまわないか、終始ドキドキ。
私の記憶では、この本はブルーベリー摘みの本だったはず!
だったのですが、原書を調べてみるとやはり! “Blueberries for Sal”が元のタイトルでした。
たまだたかと編『ブルーベリーの絵本 (そだててあそぼうシリーズ)』
子供向けの絵本と侮るなかれ。
これを読めばブルーベリーのすべてがわかると言っても過言ではないかも?
ブルーベリーの栽培の仕方、マフィン、ジャムやパイなどその様々な活用法、目の疲れもとれる…などの効用まで、たくさんのイラストで丁寧に説明されています。
実はこの「そだててあそぼう」シリーズ、色んな農作物についてそれぞれ違う作家さんが書いていて、大人が読んでもかなり勉強になる内容で面白いのです。
一般的な野菜や果物はもちろん、藍やベニバナなどあまり馴染みのないものもあり興味深い!
地元の図書館に全巻置いてあるのでよく読みに行っていますが、これ、いつか子供が出来たら家の本棚に揃えたいなぁ(自分が欲しいだけだったりして)。
おわりに ブルーベリーの一番の魅力?
ブルーベリーの魅力はたくさんありますが、ひょっとしたら一番は、他の果物のように皮をむいたり種を取ったりする必要がなく、さっと洗えばすぐ食べられること、かも…?
究極のホールフードですね!(普段、野菜の皮もむかない私には重要ポイント。笑)
ブルーベリーがシーズンのうちに、また色々作ってみようと思います。
このマフィンは本当にカンタンなので、たくさん手に入ったらぜひお試しください♪